NADiff a/p/a/r/t 金氏徹平展

NADiff a/p/a/r/tへ。恵比寿の路地裏にあるアート系の本屋さん。昔はよくこういった所を訪れていた。以前買った書籍の装丁が素敵でよくチェックしているeditionnordの作品を見せてもらい、ウィスット・ポンニミットのカレンダーを購入した。
1階が本屋、地下がギャラリー。ギャラリーは真っ白な螺旋階段を下りていった先の小さな空間。秘密基地みたいで子どもたちもワクワク。
行われていた展示は金氏徹平の「Fluorescent Green Boxと未発表、未完成作品」。中央に展示された目を引くこの作品は「White Discharge」。白色の石膏や樹脂を流し固めることで再構築し、ひとつの集合体とする作品だ。金氏徹平の「再構築」の試みが好きで、機会があれば展示を見ている()。
アートにおける「再構築」の概念に興味がある。リアルを再構築した先はなんでもありだ。非現実で、理想であり、永遠である。それはアートでしか表現できないものだと個人的には思っている。
私も以前少しだけ作品を作って個展を開いたりしていたことがあった。私の創作の仕方もリアルの再構築だった。再構築によって自らの桃源郷を作った。満足して、私の活動は終わった。私はアーティストではなかった。
だから、アートを見るのは大好きだ。私の代弁をしてくれているようだから。夢のつづきを見せてもらっているようだから。
購入したウィスット・ポンニミットのカレンダー(森美術館で買ったキーチェーンを添えて)。4月の言葉が良い。
“DREAM, MAYBE PRETTIER WHEN IT'S NOT REAL.”
夢、叶うよりも持つだけの方がきれいだったりする。