新潟の秋

やっと帰ることができた故郷。車窓から白鳥たちが田んぼでご飯を食べているところが見えた。昔は見慣れた光景だったけれど、新鮮に映る。子どもたちより私が興奮。
快晴で、最高気温は20度に達した。新潟の晩秋ではかなり珍しい陽気だ。空気も澄んでいて、海岸からは粟島だけでなく、佐渡も見えた。夕日が素晴らしく、地元の人も写真を撮りに来ていた。
楽しみにしていた温泉。露天風呂、最高に気持ちが良かった。
父の故郷。納骨から2年、会いに来れなかった。私の育った場所からさらに山へ。山々、空気、動物たち。父や父の家族は、この自然と共に暮らしてきた。
川の音がした。虫の鳴き声が聞こえた。イナゴがたくさん跳ねていた。指に乗ってくれる子もいた。父が眠る傍で子どもたちはしばらく遊んでいた。見てくれているだろうか。こんなに大きくなったよ。いつでも見守ってくれているのかもしれないけれど、いつもより少しだけ、近くに感じた。