2019-08-12

新潟の夏

父の初盆。送りの日まで滞在できないため、本物の野菜では傷んでしまうから、折り紙で精霊馬を作った。

供養の夜、父と何度も訪れたバーに行った。マスターが芥川龍之介の「酒虫」という物語を話してくれた。父にとっての酒虫は、何だったのだろうか。それは禍だったのか、福だったのか。

子どもたちと、海に、温泉に、プールに行った。プールは長女がバタ足で進めるようになり、次女は幼児プールを卒業して普通のプールで浮き輪で蹴伸びができるようになった。毎年少しずつ、できることが増えていく。

鮭の資料館にある、本物の川の中が見える窓。魚(鮭の稚魚?)を眺めていると、カモがスイスイ泳いできて驚いた。

子どもたちは初体験のプラネタリウム。鮭の稚魚が天の川に上って星の世界に迷い込んでしまうお話。星座を旅しながら、鮭の一生が描かれていた。遠い海から子孫を残すためだけに生まれた川に帰ってくる。その本能に驚き、命をかけて命を繋ぐ生き方に改めて感動した。

夕方は田んぼを散歩。ザリガニ、ハゼ、カニ、タニシ、カエル、イナゴなどを見つけた。ザリガニは10匹くらいいて、取っ組み合いをしたり、素早く泳いだりして子どもたちは大興奮。

稲穂が垂れた田んぼがあった。これがごはんになるんだよと言うと、子どもたちは興味津々に稲穂を眺めていた。

新潟名物のソースカツ丼を食べたり、台湾料理屋で1品で3人前くらいありそうなラーメン定食を食べたり、お気に入りのケーキ屋さんでケーキを食べたり、カフェでおいしいランチを食べたり、子どもたちも私も、よく食べた。

毎年恒例の、中学時代の同級会。この数年で交流が増えて、中学時代のキャラではなく、今の私そのままで同級生と接することができるようになった。小さな町で時代を共有した仲間と語る時間は有難い。先生もお元気で嬉しい。最後は「また来年」と言い合った。

今年の夏も、私も子どもたちも、故郷を楽しんだ。これが父が一番、喜んでくれることだと思う。