2014-01-15

妊娠出産、育児のはじまり

「大変だったけどいい思い出」になる前に、育児がはじまったばかりの今の心境をすこし。

最近周囲がべビーラッシュで、Facebookに毎月のように友人知人の出産報告が流れてきて、乱暴に言えば妊娠出産って簡単なものだと思っていた。だって、あの子もあの子もみんなやってるから。

全然違った。命がけだった。考えてみれば、人間ひとりを体内で育てて産むことが簡単なわけがない。
前期は二ヶ月半ひどい悪阻で入院と通院を繰り返した。記憶がほとんど無い。後期もひたすら吐く悪阻があり、臨月手前で妊娠高血圧症。胎児ドッグでは子どもの腎臓に異常があるかもしれないと診断された(産後異常なしと診断された)。分娩も安産ではあったけれど、身体が壊れるんじゃないかと思った。高血圧は産後も治らず、食事制限が続いている。
陣痛と分娩でボロボロの身体でも、翌日から育児が始まる。四六時中お乳をあげる。我が子が生きるためだけに生かされている「私」が儚い存在に思え、疲れた心身で病室のカーテンを閉めて泣いた。

我が子はどんどん成長していく。生まれたばかりと半月過ぎた今と、顔つきも身体つきも全く違うことに驚く。夜に1、2時間の睡眠を2回ほどとるだけで私の体力はどんどん快復していく。我が子が生きてゆく育ってゆく、それだけで満たされ元気になる。これが本能なのだと思った。動物的で必然的なもの。

妊娠中は「産んでからが大変」と言われ、出産後は「大きくなってからが大変」と言われ。いつも大変なのかもしれないけれど、その中に楽しみや喜びを見つけながら育児をスタートした。私自身の人生に、大きなパワーを与えてくれると思う。